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四十肩・
五十肩

夜間に肩が激しく痛むなら
「四十肩・五十肩」を
発症しているかも

肩こりとは違う肩の痛み。

もしかすると「四十肩・五十肩」
発症しているのかもしれません。

四十肩・五十肩と呼ばれている症状は、
正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれ
肩の腱や筋に炎症が起こっている状態
です。

おもな症状は、激しい肩の痛み、夜間痛、
肩関節の可動域制限
などが
挙げられます。

ここでは、四十肩・五十肩の原因や症状、
対処法について詳しくご紹介していきます。

目次

四十肩・五十肩でよくあるお悩み

  • 肩が痛くて眠れない
  • 肩を少しでも動かすと激痛が走る
  • 肩が上がらず洗濯物さえ干せない
  • 以前よりも肩を動かせる範囲が狭まった

「四十肩・五十肩」の原因とは

中高年以降、多くの方を悩ます「四十肩・五十肩」
近年はデスクワークの増加やスマホの普及にともない、若年の方にもみられるようになりました。

四十肩・五十肩は肩こりと痛みが発生する箇所が似ていため混同されやすいですが、実は全く異なる症状です。
ご自身の肩の痛みが四十肩・五十肩によるものなのか、チェックしてみましょう。

四十肩・五十肩の正式名称

四十肩・五十肩の正式な病名は「肩関節周囲炎」です。
腱や筋の炎症などさまざまな組織が炎症を起こしている状態を指します。
※多くは「関節包」という肩関節を包む膜に炎症が起こる癒着性肩関節包炎によるものだと考えられています。

似たような症状が現れるものとして「肩こり」がありますが、肩こりは肩の筋肉の緊張による血行不良が原因となって起こるため、炎症はみられません。

また、「四十肩」と「五十肩」は分けて呼ばれることが多いですが、基本的に同じ症状を意味し40代で症状が現れれば「四十肩」50代で症状が現れれば「五十肩」となります。

四十肩・五十肩の引き起こす原因

四十肩・五十肩の明確なメカニズムについては解明されていません。
しかし、次のような要因が考えられています。

●加齢に伴う組織の変化

歳を重ねるにつれて筋肉や腱の組織の柔軟性は失われていきます。
すると次第に、軽い負荷にも組織が耐えられなくなり、炎症が起こることで四十肩・五十肩につながります。

●ストレス

人間の身体はストレスを受けると緊張で筋肉がこわばります。
すると、組織の柔軟性が低下するため、四十肩・五十肩を発症しやすくなります。

また、近年はパソコンやスマホの使用で長時間同じ姿勢を取り続けることが多くなっています。
同じ姿勢を取り続けると筋肉が緊張してしまい、身体に大きな負担がかかります。
特に前屈みの姿勢を取り続けると肩の筋肉がこわばるため、四十肩・五十肩の発症リスクが高まると考えられています。

四十肩・五十肩の症状

四十肩・五十肩は強い痛みが現れる「急性期」と痛みが落ち着いたものの思うように肩が動かない「慢性期」、元のように動かせるようになる「回復期」に分類することができます。

●前触れ

四十肩・五十肩はきっかけもなくじわじわと痛み始めることが多いといわれています。
しかし、「肩の違和感」「重苦しさ」「張り」などが前兆として現れることもあります。

●急性期

肩の組織に炎症が起こっている状態です。
ズキズキとした痛みを伴い、肩を動かすときに痛みが強くなる傾向があります。

また、夜寝るときに激しい痛みのせいで寝付けない、寝ていても目が覚めてしまう「夜間痛」に襲われることもあります。
急性期の症状は数日から数週間かけて落ち着いていくことが一般的です。

●慢性期

痛みは軽くなりますが、肩を大きく動かすことが困難になります。
肩関節の可動域の制限は、急性期に肩関節を動かさないでいたため、筋肉や滑膜が硬くなっていることがおもな原因です。

特定の動きをしたときに痛みが現れ、1ヶ月程度続くといわれています。

●回復期

痛みも落ち着き、肩を動かせる範囲も少しずつ元に戻っていきます。
一般的に数ヶ月で回復する方が多いですが、なかには回復するまでに数年かかる方もいらっしゃいます。

※四十肩・五十肩の症状がみられるときに無理をすると、完治せず急性期と慢性期を繰り返してしまうこともあります。
回復期に入るまでは激しい運動を避け、肩を労ることが大切です。

時期に応じて適切に対処しましょう!

四十肩・五十肩は「急性期」「慢性期」「回復期」に応じた対処を行うことが回復への近道となります。
誤った対処をしてしまうと症状が回復せず、何度も繰り返してしまう可能性が高まります。

特に「回復期」は痛みが和らぐため、ついつい無理をしてしまい、炎症期に逆戻りすることがあります。
順調に回復させるためにも、肩への大きなダメージは避けるように気をつけましょう。

四十肩・五十肩の対処法

●急性期

・ニュートラルポジションを取る

実は腕を下ろしている「気をつけ」の姿勢は、腕の重みによって肩関節に大きな負担を与えてしまう姿勢です。
急性期は肩に負担のかかりにくい「ニュートラルポジション」を取ることが大切です。

ニュートラルポジションは、腰に腕を当てた状態です。
通勤などの際はポケットに手を入れて脇を開いていると自然にみえます。
急性期はできる限り肩に負担をかけないように気をつけましょう。

・タオルを敷いて寝る

夜間痛にはタオルを敷いて対処します。
仰向けで寝ている方は、重力によって肩関節に負担がかかります。
痛みのある肩から腕にかけて折り畳んだタオルを敷くことで、マットレスとの隙間が埋まり、肩への負担が少なくなります。
このとき、腕はお腹のあたりに乗せておきましょう。
横向きに寝ているという方は、抱き枕やクッションを活用することで肩への負担を軽減することができます。

●慢性期

・身体を温める

慢性期は炎症も治りつつあります。
身体を温めて血行を良くし、回復の促進を図ります。
自宅では入浴蒸しタオルを使って温めてみましょう。

●回復期

・ストレッチ

肩を動かして組織の柔軟性を高めましょう。
肩まわりの筋肉を強化することは再発防止にもつながります。

四十肩・五十肩の予防法

●運動の習慣を身につける

四十肩・五十肩は日頃の運動不足が積み重なることが間接的な原因となっている場合があります。
予防するためには日頃から肩を動かす運動を行うことが大切です。

ジョギング水泳ヨガなど全身を動かす運動を行いましょう。
運動する時間を確保することが難しい方は、水泳のクロールの動きで肩をまわすだけでも肩の運動になります。

●同じ姿勢を長時間続けない

同じ姿勢が長時間続くと筋肉が硬くなってしまいます。
デスクワークなどで同じ姿勢が何時間も続く方は1時間に1回程度肩のストレッチを行いましょう。

また、肩掛けバッグなどを一方の肩ばかりに掛けていることも炎症の原因となる場合があります。
両肩をバランスよく使うことを意識しましょう。

●十分な休息を取る

四十肩・五十肩はストレスによって発生する場合もあります。
十分な睡眠時間を確保し、しっかりと心身を休ませましょう。
激しい運動をした後はクールダウンを行い、身体を労ることも大切です。

●薄着を避ける

冷えによって血液の循環が悪くなることで四十肩・五十肩が悪化する場合があります。

夏場はクーラーによって身体が冷えてしまうことがあるため、薄着は避け、カーディガンなどを持ち歩くようにしましょう。

武蔵新城ビオス整骨院
【四十肩・五十肩】
に対するアプローチ方法

当院では、四十肩・五十肩に対して鍼灸ハイボルト療法を用いて痛みの軽減を目指します。

肩の関節の深いところに熱を加え、組織の回復を早める超音波療法なども効果的です。

痛みを軽減させるのと同時に、肩のまわりの硬くなった筋肉や組織をゆるめるために手技療法(マッサージ)運動療法も行なっていきます。
肩のまわりの循環を改善させながら、固まっている関節を無理のない、痛みのない範囲で動かしていきます。

また、ご自宅でも少しづつ肩を動かした方が症状の改善も早いため、ご自宅で簡単にできる運動ストレッチなども、必要に応じてご指導していきます。

日常生活に支障が出ないくらい肩を動かせ、痛みが少なくなってきたら、次に「四十肩・五十肩」になってしまった根本の原因に目を向けた施術をおすすめします。

実際に四十肩・五十肩を2回、3回と繰り返したり、右肩が治ったと思ったら左肩が動かない、など何度も繰り返す方が多いです。

日頃の姿勢を検査したり、肩まわりの筋肉の強さなどから、再発しないための身体づくりを一緒に考えていきます。

四十肩・五十肩になりやすい方の特徴として、慢性的な「猫背」「巻き込み型の猫背」が挙げられます。
このような姿勢を改善するためにも「猫背矯正」「骨盤矯正」のメニューもおすすめしています。

著者 Writer

著者画像
アキヤマ ハヤト
秋山 隼斗
出身:神奈川県 
横浜医療専門学校卒業。

神奈川県横須賀市で育ち、小・中・高とサッカーをしていました。
サッカーでケガをしてサポートして下さった方をみて、自分も同じように身体で困っている方を助けたい気持ちでこの職業に就きました。


一日でも多く楽しい生活が出来るよう
全力で対応します。

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