あなたの頭痛はどのタイプ?
その名の通り、頭が痛いことを「頭痛」といいますが、
頭痛にはさらに細かい種類があるということを
ご存知でしょうか。
命に別状がない「慢性頭痛」は耳にする機会の多い「片頭痛」だけでなく、
「緊張型頭痛」や「群発頭痛」などに
分類することができます。
このように頭痛といってもさまざまな種類があり、
症状や痛みの程度は人それぞれ異なります。
ここでは、頭痛の種類とそれぞれの対処法・予防法について詳しくご紹介していきます。
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目次
頭痛でよくあるお悩み
- 頭痛に長年悩まされている
- めまいや吐き気を伴う頭痛がよく起こる
- 頭が締め付けられるような痛みを感じる
- 天気が悪い日に頭痛が現れることが多い
あなたの頭痛のタイプを
チェックしてみましょう
頭痛の種類
頭痛は命に別状がない「慢性頭痛(一次性頭痛)」と時には命のかかわる疾患の症状として現れる「二次性頭痛」に分けることができます。
そして、さらに細かく分類すると300以上の種類があるといわれています。
頭痛はそれぞれメカニズムや原因が異なるため、症状にも違いがみられます。
代表的な頭痛の特徴についてまとめていますので、ご自身の頭痛がどのタイプに当てはまるかチェックしてみましょう。
※二次性頭痛が疑われる場合は、速やかに医療機関に相談してください。
片頭痛
●痛みの特徴
片頭痛はズキズキとした拍動性の痛みが現れることが特徴です。
また、無理をして身体を動かすと痛みが悪化する傾向があります。
頭部の片側に生じる場合が多いことから「片頭痛(偏頭痛)」と呼ばれていますが、なかには頭の両側が同時に痛む方もいらっしゃいます。
●頭痛以外の症状
片頭痛は、頭痛症状の他に光や音に過敏になり、吐き気を感じることがあります。
●起こりやすい方の特徴
女性ホルモンと関連があるといわれており、若年の女性に多くみられる傾向があります。
●発生頻度
片頭痛の発生頻度には個人差がありますが、一般的に数時間から数日間にわたって症状が続くことが多いようです。
●おもな原因
・環境の変化によるストレス
片頭痛は脳の視床下部が刺激を受けることで血管が急激に拡張することが原因だと考えられてます。
脳の視床下部が刺激される原因としては、気圧や気温などといった環境の変化によるストレスが挙げられます。
・食べ物
ポリフェノールには血管を拡張する作用があります。
そのため、チーズや赤ワインなどといったポリフェノールを多く含む食べ物の摂取が、片頭痛の引き金となることがあります。
・女性ホルモン
エストロゲンという女性ホルモンが減少すると、セロトニンの分泌も減少します。
セロトニンには、血管の収縮をコントロールする働きがあるため、分泌量が減る月経前などの時期は、血管の拡張を抑えることができず、片頭痛が起こりやすくなるといわれています。
緊張型頭痛
●痛みの特徴
頭全体が締め付けられるような痛みを感じることが特徴です。
同じ姿勢を長時間継続したときなどに発症することが多いです。
●頭痛以外の症状
首や肩の凝りやめまいを伴うことがあります。
また、片頭痛と合併するケースもみられます。
●起こりやすい方の特徴
中高年やデスクワークの多い若年者に起こりやすいといわれています。
男性よりも女性に多くみられます。
●発生頻度
緊張型頭痛は数十分から1週間ほど持続するといわれています。
発生頻度によって「稀発反復性緊張型頭痛」「頻発反復性緊張型頭痛」「慢性緊張型頭痛」の3つに分類することができます。
・稀発反復性緊張型頭痛
1ヶ月に1回未満の頻度で起こります。
・頻発反復性緊張型頭痛
1ヶ月に1日以上15日未満の頻度で起こります。
・慢性緊張型頭痛
1ヶ月に15日以上の頻度で起こります。
●おもな原因
・心身のストレス
緊張型頭痛には、精神的・身体的ストレスが影響しているといわれています。
仕事や人間関係などでストレスを感じていると、身体がこわばり、筋肉の緊張状態が続きます。
すると、血の巡りが悪くなり、筋肉に疲労物質が蓄積されます。
この疲労物質が周囲の神経を刺激することで、緊張型頭痛が起こると考えられています。
また、身体的ストレスとしては、長時間のデスクワークが考えられます。
デスクワークは前かがみの姿勢になるため、首まわりの筋肉が硬くなりやすい環境といえます。
そのような状態で長時間作業を続けると、頭部の血行が悪くなり、周囲の神経が刺激されることで頭痛が誘発されます。
群発頭痛
●痛みの特徴
片方の目の奥が抉られるように激しく痛むことが特徴です。
●頭痛以外の症状
目の充血や鼻水、鼻詰まり、発汗などの症状を伴うことがあります。
●起こりやすい方の特徴
群発頭痛は女性よりも男性に多い傾向があります。
特に働き盛りの若年から中年層の方にみられます。
●発生頻度
群発頭痛には「群発期」があります。
群発期とは、毎日決まった時間帯に発作が現れ、数週間から数ヶ月間症状が繰り返される期間のことです。
群発期の症状はある日を境に治りますが、数ヶ月から数年経つと再び群発期が訪れるといわれています。
●おもな原因
群発頭痛のメカニズムについては明らかになっていません。
しかし、脳の視床下部の働きが影響しているといわれています。
視床下部が何らかの要因によって刺激されると、目の奥にある三叉神経に影響が及ぶためではないかと考えられています。
・お酒の飲み過ぎ
・喫煙
・生活リズムの乱れ
などが頭痛を誘発する原因として挙げられます。
命に関わる頭痛
ご紹介した「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」はまとめて「一次性頭痛」と呼ばれている一方で、命に関わる危険のある「二次性頭痛」というものもあります。
二次性頭痛は病気が原因となって起こる頭痛です。
くも膜下出血や脳出血、髄膜炎、脳炎などが原因として考えられます。
今まで経験したことのない激しい頭痛や言語障害、歩行障害を伴う頭痛の場合は、速やかに医療機関に相談しましょう。
頭痛への対処法・予防法
頭痛が起こると他の作業が手に付かない方も多いのではないでしょうか。
慢性的な頭痛は日常生活に支障をきたすこともあるため、症状が軽いうちに対処することが大切です。
ここでは、頭痛の対処法について「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」ぞれぞれのタイプごとにご紹介していきます。
また、あわせて予防法もご紹介しますので、ご自身の頭痛のタイプをチェックした上で確認していきましょう。
「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」はそれぞれ異なるメカニズムで生じます。
そのため、ご自身の頭痛のタイプに合わせて対処していくことが重要です。
片頭痛の対処法
●身体への刺激を減らす
片頭痛は光や音などの刺激によって悪化することがあります。
そのため、痛みがあるときは、刺激を減らすよう意識しましょう。
また、運動や入浴も血管の拡張を促すため、発作があるときは避けたほうが良いでしょう。
●頭痛薬を服用する
市販の頭痛薬には、痛みの原因となるプロスタグランジンの生成を抑え、頭痛を和らげる効果が期待できるものもあります。
緊張型頭痛の対処法
●マッサージやストレッチを行う
マッサージやストレッチなどで首や肩の筋肉をほぐしましょう。
血行が良くなり、痛みの緩和が期待できます。
●首周りを温める
緊張型頭痛は首まわりの血行が悪くなることで起こります。
そのため、蒸しタオルなどで首や肩を温めるとで血行が促進され、改善する場合があります。
群発頭痛の対処法
●入浴を避ける
群発頭痛は血管が拡張すると症状が悪化する傾向にあります。
そのため、群発期は入浴を避け、シャワーで済ませましょう。
●高濃度の酸素吸入を行う
発作の痛みには、100%濃度の酸素吸入が有効だといわれています。
口と鼻を覆うマスクを装着し、15分程度吸入することで症状の改善が期待できます。
※行うには、医療機関への相談が必要です。
片頭痛の予防法
●頭痛記録を付ける
片頭痛を予防するためには、どのような状態のときに頭痛が起きやすいのか分析することも大切です。
スケジュール帳などに、
・痛みのきっかけとなった出来事
・痛みが現れた時間帯
・痛みの程度
・痛みの持続時間
などを記録しておくと、ご自身の病状への理解が深まり、予防につながる行動を取りやすくなります。
女性の方は月経周期との関連の有無も確認してみましょう。
●十分な睡眠を取る
身体に疲れが溜まっていると、片頭痛が起こりやすくなると言われています。
睡眠時間を十分に確保し、身体を休ませるようにしましょう。
緊張型頭痛の予防法
●正しい姿勢を意識する
姿勢が悪い状態が続くと筋肉が緊張しやすくなり、緊張型頭痛の引き金となります。
猫背や反り腰などの悪い姿勢は避けましょう。
デスクワークが多いという方は1時間に1回程度休憩を取り、悪い姿勢をリセットするようにしましょう。
●肩甲骨のストレッチを行う
肩甲骨は背中にある大きな筋肉です。
肩理のまわりの筋肉の多くは肩甲骨に付着しています。
そのため、意識的に肩甲骨のストレッチを行うことで、肩まわりの筋肉がほぐれ、緊張性頭痛の予防につながります。
群発頭痛の予防法
●規則正しい生活を心がける
群発頭痛の明確なメカニズムは解明されていないため、予防することは難しいといわれています。
しかし、群発頭痛は生体時計の狂いが引き金となることもあるようです。
規則正しいリズムで生活することを心がけましょう。
●禁酒・禁煙を行う
群発頭痛は飲酒や喫煙によって血管が拡張することで悪化する場合があります。
そのため、群発頭痛の悪化を防ぐためには、お酒やタバコを控えることが大切です。
武蔵新城ビオス整骨院
【頭痛】に対するアプローチ方法
当院では患者様の今までの頭痛遍歴を伺った上で、お身体全体の状態を確認させていただき、頭痛の早期緩和を目指した施術を行います。
その際には、しっかり頭痛の原因を見極めた上で行います。
頭痛の原因を丁寧に探り、筋肉に対するマッサージの方法や、自律神経に鍼灸を組み合わせて頭痛にアプローチしていきます。
頭痛を早期緩和した次は、頭痛の根本原因にアプローチしていきます。
頭痛が緩和しても、そもそも悪い姿勢で肩や首が緊張しやすい状態だったり、デスクワークなどで身体に負担がかかりやすい状態だと、しばらくすると頭痛が戻ってしまいます。
そのため、痛みが緩和した後には骨格・姿勢の改善を行うために、身体の土台である骨盤矯正・背骨のゆがみ調整を行います。
さらに、患者様の姿勢や日常生活動作、仕事中の身体の使い方など、今後頭痛が起こりづらい生活習慣もアドバイスさせていただいています。
著者 Writer
- アキヤマ ハヤト
秋山 隼斗 - 出身:神奈川県
横浜医療専門学校卒業。
神奈川県横須賀市で育ち、小・中・高とサッカーをしていました。
サッカーでケガをしてサポートして下さった方をみて、自分も同じように身体で困っている方を助けたい気持ちでこの職業に就きました。
一日でも多く楽しい生活が出来るよう
全力で対応します。
施術案内
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