股関節はどんどんすり減っていきます
中高年に多いお悩みの1つである股関節痛。
しかし、スポーツや力仕事を頑張る若年の方でも
股関節の痛みに悩まされている方は
少なくありません。
股関節は、歩いたり、走ったり、かがんだりと
日常生活の何気ない動作をサポートしている
縁の下の力持ちとなっている部位です。
歩くだけでも体重の3倍ほどの負荷が加わっており、
痛めやすい部位でもあります。
股関節を痛める理由はさまざまですが、
変形性股関節症や骨折の後遺症、
身体のゆがみなどがおもな原因として挙げられます。
ここでは、股関節痛の原因や対処法について
詳しくご紹介していきます。
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目次
股関節痛でよくあるお悩み
- 階段を登ることがしんどい
- 足の付け根が痛くて歩けない
- 足が痛んであぐらをかけなくなった
- じっとしていても足の付け根が
激しく痛む
股関節が痛む原因とは?
普段何気なく使っている股関節。
股関節には身体を支える重要な役割があり、さまざまな動きが行えるように身体の関節の中では珍しい構造となっています。
股関節について
●構造
股関節は「球関節」の一種です。
関節の接合部分が球のような形になっており、自由度の高い動きが可能となっています。
球の形をしている関節のことを「大腿骨頭」、その受け皿となっている骨を「骨盤寛骨臼(こつばんかんこつきゅう)」と呼びます。
骨盤寛骨臼のうち、大腿骨頭と連結している部分のことを「臼蓋(きゅうがい)」といいます。
臼蓋と大腿骨頭が接する部分は弾力性のある軟骨で2~4mmほど覆われています。
軟骨には股関節にかかる衝撃を吸収したり、股関節を滑らかに動かしたりする役割があります。
また、股関節は薄筋や長内転筋などから構成される内転筋群に支えられており、これらの筋肉が股関節を補強することで屈伸や伸展の際に安定した動きを作り出しています。
●役割
股関節には身体を支える役割があります。
普通に歩いているだけでも股関節には体重の3倍ほどの力が加わっています。
股関節は日々この負荷を感じながら、さまざまな動きに対応し身体のバランスを保っています。
●股関節に痛みを感じると・・・
段差を昇るときに足が痛んだり、歩いた後にお尻や足の付け根が痛くなったりします。
歩き方が不自然になるため、膝への負担が増え膝に痛みを感じる場合もあります。
また、股関節は足を曲げ伸ばすときに使われるため、あぐらをかく、靴下を履く、足の爪を切るなど、日常生活のささいな動作にも支障を生じるようになります。
股関節痛の原因
●病気による場合
・変形性股関節症
変形性股関節症は股関節に付着する軟骨の変性や摩耗が進み、関節への負担が増加することで痛みや歩行障害が起こる病気です。
初期は痛みは少ないですが、軟骨の摩耗が進むにつれて安静にしていても激しく痛むようになります。
生まれつき骨の形に異常があったり、股関節に負担のかかるスポーツを続けていたりすることが原因となるといわれています。
・後遺症
一度、股関節の脱臼や骨折をしたことがあると、後遺症として股関節に痛みが残る場合があります。
特に骨粗鬆症の方は転倒時に骨折しやすいといわれています。
●日常生活に原因がある場合
・身体のゆがみ
不良姿勢などが原因でお尻の筋肉が硬くなると、骨盤にゆがみが生じやすくなります。
骨盤は股関節の筋肉とつながっているため、筋肉によって骨盤側に股関節が引っ張られることがあります。
すると、股関節が本来の位置からずれ、痛みへとつながります。
・股関節の使いすぎ
スポーツや力仕事などで股関節を使いすぎると、股関節まわりの筋肉に疲労が溜まり、股関節に大きな負担がかかりやすくなります。
●その他の原因
・年齢
歳を重ねるにつれて軟骨はすり減っていきます。
そのため、中高年の方は股関節痛が発生しやすい状態となります。
・性別
股関節痛は男性よりも女性に多くみられる傾向があります。
これは、女性特有の骨盤のつくりや筋肉量の少なさなどが関係しているためだと考えられています。
股関節の痛みを緩和する方法
股関節痛の原因はさまざまですが、痛みを緩和するためには股関節への負担を減らすことが大切です。
股関節に負担をかける生活をしているという方はこの機会に生活環境を変えていきましょう。
また、現在股関節痛を感じていない方も、歳を重ねていくと股関節痛を発症するリスクは高まります。
股関節痛の予防も意識して生活を行いましょう。
股関節痛の対処法
●股関節周りの筋肉を温める
股関節や足りのまわりの筋肉を温めることで血行が良くなり、痛みの緩和が期待できます。
●軽いストレッチを行う
股関節痛を理由に運動を控えていると、筋力が低下しさらに股関節痛が増すこともあります。
痛くない範囲でお尻や足まわりのストレッチを行いましょう。
水中ウォーキングなど水中で行う運動は浮力によって身体にかかる負荷が減るため、股関節痛があるときにも行いやすいといわれています。
※股関節を大きく動かす平泳ぎは症状が悪化する場合があります。
それ以外のアクアエクササイズを行いましょう。
●洋式の生活に切り替える
和式トイレや布団、ちゃぶ台などといった和式の生活スタイルは深くかがむ必要があるため、股関節の負担が大きくなります。
洋式トイレやベッド、テーブルなど洋式の生活スタイルを取り入れ、股関節への負担が少なくなるようにしましょう。
●ゆっくり歩く
歩くだけでも股関節に負担がかかります。
股関節痛がある場合は、できるだけゆっくり歩き股関節への負荷を減らしましょう。
また、長時間歩くことも股関節にダメージを与えます。
10分おきにベンチなどに座って休憩を取るようにしましょう。
股関節痛の予防法
●ダイエットを行う
身体を支える股関節には、歩くときには体重の3倍、立ち上がるときには6倍ほどの負荷が加わっているといわれています。
そのため、体重が急激に増加すると、股関節にも大きな負担となり股関節痛を感じやすくなります。
現在、肥満気味だという方はダイエットに取り組み、適正体重に近づけるようにしましょう。
ダイエットでは、無理な食事制限は行わず、運動量を増やすことを意識しましょう。
●股関節の柔軟性を維持する
股関節まわりの筋肉が硬くなると、股関節の可動域が狭まり急激な負荷に弱くなります。
日頃からストレッチを行い、股関節まわりの柔軟性を維持することが大切です。
まず、床に座ってあぐらをかき、両方の足裏を合わせます。
そして背筋を伸ばしたまま身体を前屈させます。
手は足先のあたりを握り、膝を床に向けて押すことを意識します。
このストレッチを毎日続けることで徐々に股関節まわりの筋肉が柔らかくなるといわれています。
●適度に休養を取る
スポーツや力仕事などで股関節を繰り返し使うと股関節痛を発症しやすくなります。
適度に休養を取り、疲れを溜め込まないようにしましょう。
●リュックサックを使う
片手に重い荷物を持つと身体が傾き、片方の股関節に大きな負担がかかります。
バッグよりもリュックサックのほうが股関節への負担を減らすことができます。
また、バッグを使うときは両手で均等に持つことを心がけましょう。
武蔵新城ビオス整骨院
【股関節痛】に対するアプローチ方法
骨盤と大腿骨の接点となる股関節は、身体の中で最も大きな関節です。
歩く、 走る、階段を昇り降りするなど、体重を常に支えているため、痛みを感じる機会が多い部位でもあります。
当院では骨格の位置・可動域を検査しその方に一番合った施術を行います。
まずは硬くなった筋肉を手技療法(マッサージ)で和らげ股関節のストレッチ・骨盤矯正などを織り交ぜ無理なく施術します。
著者 Writer
- アキヤマ ハヤト
秋山 隼斗 - 出身:神奈川県
横浜医療専門学校卒業。
神奈川県横須賀市で育ち、小・中・高とサッカーをしていました。
サッカーでケガをしてサポートして下さった方をみて、自分も同じように身体で困っている方を助けたい気持ちでこの職業に就きました。
一日でも多く楽しい生活が出来るよう
全力で対応します。
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