つわりはどうして起こるのでしょうか?
「つわり」は妊娠中にみられる特有の症状です。
病気とは異なるものですが、吐き気や、味覚の変化などが起こり、
日常生活に支障をきたすことが多いです。
また、重症の場合は「妊娠悪阻(おそ)」という病名が付き、入院が必要になる可能性もあります。
つわりの原因については明らかになっていません。
しかし、妊娠することによってホルモンバランスが変化することが関係していると考えられています。
ここでは、つわりの種類や症状、それぞれの対処法などについて詳しくご紹介していきます。
-
目次
つわりでよくあるお悩み
- つわりのせいで食べ物をみることでさえつらい
- つわりがいつまで続くのか不安でたまらない
- 妊娠してからよく嘔吐してしまう
- つわりがつらくて外出することが億劫だ
つわりにはさまざまな種類があります
妊娠初期にみられる「つわり」。
朝方に重い症状がみられることから、英語では「モーニングシックネス」といわれています。
しかし、症状の程度には個人差があり、昼夜問わずつわりの症状に悩まされている方が多くいらっしゃいます。
つわりというと代表的な症状として吐き気や嘔吐などがイメージされますが、実は「眠りづわり」や「よだれづわり」などさまざまな種類があります。
ご自身のつわりの原因やタイプをチェックしてみましょう。
つわりとは
つわりは妊娠初期にみられる症状の1つです。
妊娠4週から15週ごろの期間に生じることが多いといわれています。
しかし、つわりを全く経験しない方もいれば妊娠後期までつわりに悩まされる方もいらっしゃいます。
つわりの原因
つわりの原因についていまだに明らかになっていません。
しかし、次の説が有力視されています。
●ヒト絨毛性ゴナドトロピンの影響
妊娠すると胎盤の絨毛から「ヒト絨毛性ゴナドトロピン」が分泌されます。
ヒト絨毛性ゴナドトロピンの働きによって妊娠が維持できる一方で、嘔吐中枢などを刺激する作用もあるため、妊娠初期に吐き気や嘔吐が起こると考えられています。
●ホルモンバランスの変化
妊娠すると出産に向けて、「プロゲステロン」や「エストロゲン」などといった女性ホルモンの分泌量が急激に増加していきます。
プロゲステロンが多いと体内にガスが溜まりやすくなり、吐き気や嘔吐、不快感の原因となることがあります。
このようにホルモンバランスの変化に身体が適応できず、つわりの症状となって現れると考えられています。
また、身体の変化に心が追いつかず自律神経が乱れることも吐き気や嘔吐を催す1つの要因として挙げられます。
●防衛反応の一種
身体を安静にさせ、流産を防ぐためにつわりを起こしているのではないかという説もあります。
また、身体に悪い食べ物を摂取しないように吐き気や嘔吐が起こることも考えられています。
つわりの種類
●吐きづわり
代表的なつわりの症状です。
ひどい吐き気を催し、食事を取ることが困難になります。
ホルモンバランスの変化によって、胃の調子が悪くなることが原因として考えられます。
●食べづわり
常に何か口にしておかないと気持ちが悪くなるつわりです。
空腹時に症状が悪化することがあります。
吐きづわりと同様にホルモンバランスの変化が影響していると考えられています。
●においづわり
特定のにおいで気分が悪くなるつわりです。
今まで使っていた柔軟剤や歯磨き粉などのにおいを受け付けなくなることもあります。
妊娠中に増加するエストロゲンには感受性を高める作用があるため、ホルモンの変動に身体が適応しきれていない妊娠初期はにおいに対して敏感になってしまうと考えられています。
●眠気づわり
どれだけ寝ても眠い、意欲が湧かないなどの症状をもたらすつわりです。
運転時や仕事中にもかからわず強烈な眠気に襲われ、ウトウトしてしまうこともあります。
身体を休ませようとするプロゲステロンの分泌が高まることが原因として考えられています。
●よだれづわり
よだれが大量に出てしまうつわりです。
よだれの味やにおいにも不快感を覚えるため、よだれを飲み込めなくなってしまいます。
妊娠中はストレスから胃が痛んだり、ホルモンバランスの変化によって胃腸の働きが悪くなることがあります。
よだれが多く分泌することによって、胃腸の不調を取り除こうとする説が有力視されています。
つらいつわりとの付き合い方
つわりが重いと家事や仕事もままならないため、早く緩和したいと思っている方は多いのではないでしょうか。
しかし、妊娠中は服薬が制限されるため、つわりの症状をお薬で緩和させることは難しいといわれています。
ここでは、日常生活で行えるつわりのタイプ別の緩和方法と予防方法についてご紹介しています。
体質によって対処法にも合う・合わないがあります。
さまざまな対処法を試し、ご自身に合ったやり方をみつけ、つらいつわりを乗り越えましょう。
つわりの緩和方法
●吐きづわり
吐き気を感じるときは無理に食べる必要はありませんが、脱水症状や低血糖に陥るリスクが下がるため適度な水分補給は大切です。
氷やアイス、キャンディー、スポーツ飲料などがおすすめです。
●食べづわり
食べづわりは空腹感を覚えると症状が悪化する傾向にあります。
1日の食事を小分けにし、空腹の時間が少なくなるようにしましょう。
また、食べづわりがあると、ついつい食べすぎて高カロリーになってしまいます。
1日の摂取カロリーにも目を向けることが大切です。
●においづわり
マスクやハンカチなどを使ってにおいを軽減しましょう。
調理した食事の場合、温度が低いとにおいを感じにくくなります。
においづわりがひどい場合は、冷ましてから食べましょう。
●眠気づわり
夜の睡眠に悪影響を及ぼす可能性があるため、昼寝は30分以内にしましょう。
眠気に襲われたらストレッチしたり、外の空気を吸いに行ったりして、身体に刺激を与えてみましょう。
●よだれづわり
よだれを無理に飲み込むとさらに気持ち悪くなってしまいます。
外出時は大きめのタオルを持ち歩き、よだれを拭きましょう。
また、中身のみえない空のペットボトルに吐き出すという方法もあります。
妊婦悪阻について
深刻なつわりには「妊娠悪阻(おそ)」という病名が付きます。
妊娠前よりも5kg以上体重が減ったり、数日間何も食べられない状態が続いている場合は医療機関に相談しましょう。
妊娠中に安易に薬物を使うと胎児の発育に悪影響を与える場合があります。
自己判断での投薬は避けてください。
つわりの予防法
●無理に家事を行わない
つわりは料理やお風呂掃除、食器洗いなど家事をやっている際にも起こります。
妊娠初期は家族の協力を得たり適度に手を抜いたりして家事を頑張りすぎないことが大切です。
身体に負担がかかる動きは避けるようにしましょう。
●気分転換をする
つわりが続くと気分が落ち込み、余計にしんどくなってしまいます。
映画や音楽、手芸などゆったりと楽しめる趣味に没頭し、気持ちを切り替えましょう。
また、ちょっと近場の公園まで外出してみたり、つわりが軽くなってからのお出かけの計画を立てたりすることも気分転換になります。
●飴やタブレットを携帯しておく
妊娠中は突然胃が乱れることがあります。
そのような事態に備えて、柑橘系のスッキリとした飴やミント系のガム、タブレットなどを携帯しておきましょう。
●ゆったりとした服を着る
妊娠中に締め付けの強い服を着ていると、血行不良を引き起こし体調が悪くなりやすいといわれています。
ロングワンピースやサロペット、マタニティ用のワイドパンツなど身体を締め付けない服装で過ごしましょう。
武蔵新城ビオス整骨院【つわり】に対するアプローチ方法
当院では手技療法(マッサージ)により、妊娠により変化した身体の状態を楽にして、身体の怠さ、運動不足による筋肉のこわばり、痛みや疲労からくる精神的ストレスなどを解消させていき、悪阻・つわりの辛さを軽減させていきます。
実際に患者様の多くが、マッサージを受けて身体が軽くなることで、悪阻・つわりの症状が楽になったり、精神的なストレスからくる怠さや睡眠障害なども改善されています。
施術の際は、お腹に負担がかからないよう横向きに寝た状態で行いますので、リラックスした時間をお過ごしいただけます。
著者 Writer
- アキヤマ ハヤト
秋山 隼斗 - 出身:神奈川県
横浜医療専門学校卒業。
神奈川県横須賀市で育ち、小・中・高とサッカーをしていました。
サッカーでケガをしてサポートして下さった方をみて、自分も同じように身体で困っている方を助けたい気持ちでこの職業に就きました。
一日でも多く楽しい生活が出来るよう
全力で対応します。
施術案内
Treatment guidance
保険施術
骨盤矯正
猫背矯正
鍼灸
楽トレ
ハイボルト療法
超音波療法
交通事故施術
当院のご紹介
ABOUT US
武蔵新城 ビオス整骨院
- 住所
-
〒211-0044
神奈川県川崎市中原区新城3-8-8
- 最寄駅
-
「武蔵新城駅」
- 駐車場
-
提携駐車場あり
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9:30〜12:30 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
15:00〜20:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
- お電話でのお問い合わせ
-
044-752-2063
- LINE予約はこちら24時間受付