神経痛は全身で起こり得ます
神経痛の多くは病気が原因となって起こります。
代表的な病気として、脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアなどが挙げられます。
また糖尿病や帯状疱疹といった一見関係なさそうな病気も神経に作用することがあります。
神経は全身に分布しているため、神経痛は顔や背中、お尻、手足などさまざまな部位で起こります。
なかには、原因が分からない三叉神経痛などといった特発性の神経痛も少なくありません。
ここでは神経痛の種類や神経痛をもたらす病気、対処法などについて詳しくご紹介していきます。
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目次
神経痛でよくあるお悩み
- お尻にピリピリとした痛みを感じる
- 指先がしびれてお箸をうまく握れなくなった
- 足がしびれて出かけられない
- 急に顔半分が激しく痛む
神経痛の原因とは?
「神経痛」は何か特定の病気を指す言葉ではなく、病気によってもたらされる症状に使われる言葉です。
末梢神経は全身に網の目のように張り巡らされているため、全身のさまざまな部位で神経痛がみられる可能性があります。
神経痛のおもな原因にはヘルニアなどの病気が関係していますが、ストレスや冷えなども影響を与えているといわれています。
また、糖尿病神経症のような血管の異常が原因となっていることもあるため、ひどい神経痛がある場合は医療機関や整骨院・接骨院に相談しましょう。
神経痛とは
神経痛とは、末端神経に沿って現れる痛みの総称です。
末端神経は知覚神経と運動神経、自律神経の3つから構成されており、末端神経痛は知覚神経が何らかの刺激を受けることで生じると考えられています。
神経痛は、病気など明らかな原因が判明している「症候性神経痛」と原因が分からない「特発性神経痛」に大別されます。
神経痛の代表的な原因
●交通事故
交通事故で身体を激しく打ち付けると、骨折することがあります。
骨折した骨が神経を圧迫してしまうと神経痛につながります。
●不良姿勢
不良姿勢などで腰に負担がかかり続けると、背骨を構成する椎骨と椎骨の間にある椎間板の一部が後ろに飛び出し、神経を圧迫してしまいます。
●筋肉の硬さ
筋肉が硬く張ってしまうと、周囲の神経が圧迫され、痛みやしびれの原因となります。
梨状筋症候群による坐骨神経痛が代表的な例として挙げられます。
●ストレス
精神的なストレスが積み重なると痛みを抑制する脳の機能が低下し、神経痛を感じやすくなるといわれています。
●冷え
身体が冷えると血管が収縮し、血液の循環が悪くなります。
すると、筋肉に発痛物質が蓄積され、周囲の神経に影響を与えると考えられています。
神経痛の種類
●三叉神経痛
三叉神経は顔にある神経です。
3つに枝分かれしており、それぞれの神経は眼球や上顎、下顎につながっています。
三叉神経痛は何らかの原因によって周囲の血管が三叉神経を圧迫することで生じる痛みです。
突発的な激しい痛みが数秒から数十秒現れます。
●坐骨神経痛
坐骨神経は骨盤から太もも、ふくらはぎ、足先へと通じている末梢神経です。
梨状筋などが坐骨神経を圧迫することで下肢に痛みやしびれが現れます。
●肋間神経痛
肋間神経は胸から肋骨にかけて通っている神経です。
変形した骨などが肋骨を圧迫することで、肋骨に沿ったような痛みが現れます。
神経痛をともなう病気
●帯状疱疹(帯状ヘルペス)
帯状疱疹は身体に潜んでいた水痘、帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる病気です。
幼少期に水ぼうそうを発症すると、ウイルスが神経節という部位に潜伏します。
普段は免疫力の働きによってウイルスの活動は抑制されていますが、免疫力が低下すると神経に沿って移動し、ピリピリとした痛みや水ぶくれなどの症状をもたらします。
●腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアは加齢などが原因となり、椎間板が変性して断裂することで起こる病気です。
中高年だけでなく、力仕事やスポーツをする若年の方にもみられます。椎間板の一部が神経を圧迫することで下肢に痛みやしびれなどが現れます。
●脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症は骨や椎間板が神経が通る脊柱管を圧迫する病気です。中高年に多くみられます。
太ももから膝にかけてしびれが現れ、歩きにくさを感じるようになります。
●手根管症候群
手根管症候群は、手首の神経の通り道が圧迫される病気です。
手首の骨折や手根管内の腫瘍、リウマチによる滑膜炎などが原因として挙げられます。
親指から薬指にかけて痛みやしびれが現れます。
●糖尿病神経症
糖尿病によって、高血糖の状態が続くと、ソルビトールという物質が経細胞に蓄積され、神経障害をもたらすといわれています。
主に脚先にピリピリとした痛みやしびれが現れます。
症状が進行すると、指先にもしびれや痛みが現れ、さらに悪化すると感覚が鈍くなっていきます。
神経痛から解放されましょう!
神経痛は放置してしまうと、心身に悪影響が及び、改善することが難しくなるといわれています。
神経痛にはさまざまな対処法があります。
ご自身の痛みに合った対処法を探してみましょう。
神経痛の対処法
●筋肉を温める
筋肉を温めることで張りが解消され、神経痛が緩和されることがあります。
40℃程度のゆるめのお湯に肩までしっかりと浸かり、全身を温めることを意識しましょう。
手根管症候群の方は、お湯を張った洗面器に手を15分ほどつけるだけでも効果が期待できます。
●身体を動かす
筋肉の張りからくる神経痛を解消するには、運動して筋肉の張りにアプローチすることが効果的だといわれています。
激しい運動はかえって筋肉に疲労が溜まってしまうため、水中ウォーキングやヨガ、エクササイズなど負担の少ない運動で徐々に身体を動かしていきましょう。
運動する時間が取りにくい方は通勤時に一駅分だけ歩いてみるなど日常生活で工夫してみましょう。
●楽な姿勢を取る
神経痛はどのタイプであっても、動くと痛みが増す傾向にあります。
痛みがひどいときは無理に動かず、楽な姿勢を取りましょう。
・坐骨神経痛の場合
立ったり座ったりしていると腰への負担が加わるため、痛みが強くなります。
横向きに寝て、クッションを挟めた状態で膝を曲げると腰への負担を軽減することができます。
・肋間神経痛の場合
床に足を軽く曲げた状態で座り、前かがみで積み上げたクッションなどを抱き抱える姿勢を取りましょう。
神経痛の予防法
●正しい姿勢を心がける
猫背や反り腰などの姿勢を続けていると、肋骨がゆがみ、神経が圧迫されやすくなるといわれています。
日頃から正しい姿勢を意識し、背中への負担を減らすことで坐骨神経痛などを予防しましょう。
・立っているときの姿勢
立っている時は、天井から頭が吊られているようなイメージで背筋を伸ばしましょう。
耳の穴と肩の中央、くるぶしを結んだ線が一直線になることがポイントです。
・座っているときの姿勢
座っているときは背筋を伸ばし、椅子に深く腰掛けましょう。
おなかは引っ込め、背もたれに寄り掛かりすぎないようにすることがポイントです。
●ストレスを溜め込まない
三叉神経痛をはじめとする原因不明の特発性神経痛は、ストレスによる自律神経の乱れが関係している可能性があります。
普段、ストレスが多いと感じる方は適度に息抜きをし、ストレスを溜め込まないようにしましょう。
●適度に身体を動かす
坐骨神経痛を予防するには、筋力をつけ、腰への負担を減らすことが大切です。
お風呂上がりは筋肉が温まっているため、ストレッチの効果アップが期待できます。
うつ伏せで寝転び、息を吐きながらゆっくりと上体を起こしていきましょう。お尻の筋肉と背筋の筋力アップが期待できます。
武蔵新城ビオス整骨院
【神経痛】に対するアプローチ方法
当院では、神経痛の症状に対して身体の動きや・理学検査で原因の特定を行います。
施術では、手技療法(マッサージ)や、痛みやしびれを軽減する目的では鍼灸やハイボルト療法がおすすめです。
姿勢が乱れていたり、腰やお尻の部分で身体を支えきれないのがそもそもの原因であることがほとんどです。
原因に応じて矯正や身体を支えるインナーマッスルトレーニングも必要ですね。
家も大黒柱が傾いていたり不安定だと倒れてしまうように、人の体も背骨や骨盤まわりのインナーマッスルが弱くなると、さまざまな症状を引き起こしてしまいます。
場合によっては手術が必要になるケースも残念ながらあります。
ひどい坐骨神経痛の症状を繰り返さない、悪化させない事がとても大切です。
著者 Writer
- アキヤマ ハヤト
秋山 隼斗 - 出身:神奈川県
横浜医療専門学校卒業。
神奈川県横須賀市で育ち、小・中・高とサッカーをしていました。
サッカーでケガをしてサポートして下さった方をみて、自分も同じように身体で困っている方を助けたい気持ちでこの職業に就きました。
一日でも多く楽しい生活が出来るよう
全力で対応します。
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