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腱鞘炎・ばね指 イメージ
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腱鞘炎・
ばね指

腱鞘炎は身近な手の病気です

手や指に重だるさを感じることはありませんか。
腱鞘炎を発症すると指の付け根に痛みや腫れなどの症状が現れます。

近年はパソコンスマホの使いすぎによって
腱鞘炎になってしまう方も多くなっています。

腱鞘炎は放置したままにしていると
手指が動かなくなり、
最悪の場合手術が必要となることもあります。

軽視せずに適切な対処を行うようにしましょう。

目次

腱鞘炎・ばね指でよくあるお悩み

  • 指の付け根を押すと痛む
  • 指を曲げるとカクカクする
  • 出産してから手首に
    痛みを感じるようになった
  • 物を握ろうとすると手首の親指側が
    激しく痛む

普段、手を使いすぎていませんか?

「腱鞘炎」という言葉を耳にしたことはあっても、どのような状態なのか説明できる方は少ないのではないでしょうか。

腱鞘炎には「腱鞘」という組織が深く関わっています。
そのためまずは、腱と腱鞘についてお話していきます。

腱の仕組み

「腱」筋肉と骨とを結合している強靭な繊維性の組織のことを指します。
手首には24本もの腱が集まっており、腱は手首や指の曲げ伸ばしの働きをしています。

腱は丈夫なトンネルの中に存在し、このトンネルのことを「腱鞘(けんしょう)」と呼びます。
腱鞘には、関節の曲げ伸ばしを行う際に腱の浮き上がりを抑制するストッパーのような働きがあります。

また、腱と腱鞘の間には「滑膜(かつまく)」という潤滑油のような役割を果たす組織があり、腱と腱鞘の間に生じる摩擦を軽減しています。

腱鞘炎とは

腱鞘炎とは、「腱」と「腱鞘」が擦れ合い炎症が起こっている状態を指します。

炎症が起こる原因としては次のようなことが考えられます。

●手指のオーバーユース

手指を使いすぎると腱鞘が肥大化し、腱の表面を傷つけることで炎症が起こると考えられています。

●筋力の低下

筋力が低下している方が急に手首や指先を使う運動を行うと、運動の負荷に耐えきれず、腱鞘炎を発症する場合もあります。

●女性ホルモンの低下

腱鞘炎は更年期妊娠中産後の女性に多くみられることから女性ホルモン「エストロゲン」の減少も関係しているのではないかと考えられています。
特に出産後の女性は、昼夜問わず育児で手を酷使することが多いため、腱鞘炎を発症するリスクが高いといわれています。

腱鞘炎になりやすい方の特徴

腱鞘炎になりやすい方の特徴は次の通りです。

・楽器の演奏をする方
・パソコンでの作業が多い方
・手先を使う細かな作業を行う方
・更年期の女性の方
・糖尿病の方

特に手指を頻繁に使う方は腱鞘炎を発症しやすい傾向があります。

また、糖尿病の方も末端の血液の滞りや炎症の治りにくさから腱鞘炎を起こしやすいといわれています。

腱鞘炎に共通する症状

●患部の動かしにくさ

腱鞘に炎症が起こっているため、腱が腱鞘に圧迫され患部をスムーズに動かすことが困難になります。

●痛みや腫れ

炎症が起こると発痛物質が生成されるため、痛み腫れが現れます。

腱鞘炎の種類

腱鞘炎は、「ばね指」「ドケルバン病」の2種類に分けることができます。

●ばね指(弾撥指)

「ばね指」は親指や薬指など指で起こる腱鞘炎です。

初期のうちは指先に軽い痛み違和感が生じますが、安静にしていると自然に回復することが多いといわれています。
しかし、症状が進行すると関節がスムーズに動かなくなり、ばねのようにカクカク跳ね返る「ばね現象」が現れます。
ばね現象は、腱鞘だけでなく腱の一部にも炎症が生じることが原因だと考えられています。
症状が悪化すると指が動かせなくなり、腱鞘を切開する手術が必要になる場合もあります。

●ドケルバン病 (狭窄性腱鞘炎)

ドケルバン病は手首を通る短母指屈筋腱と長母指外転筋腱が手首の背面にある腱鞘と摩擦を起こし炎症することで発生します。
※短母指屈筋腱は親指の第2関節を伸ばす働き、長母指外転筋腱は親指を広げる働きをしている腱です。

おもな症状としては、手首の親指側の腫れとなり、物を握るときなどに強い痛みを感じます。

腱鞘炎対策で行えることとは

腱鞘炎の悪化を防ぐためには安静にすることが第一です。
手先を使うスポーツや趣味が原因となっている場合、しばらくお休みすることも検討しましょう。

しかし、日常生活ではどうしても手を使わなければならないときもあります。
手を使う際は炎症が起きている部位に負担がかかりにくいよう細心の注意を払うように意識しましょう。

腱鞘炎の対処法

●安静にする

患部を無理に動かすと炎症が広がり、痛みや腫れがひどくなってしまいます。
炎症が治るまでは手指を使う動作は避け、安静を心がけましょう。
テーピングによって関節の動きを抑える方法もあります。

●患部を冷やす

手首に痛みを感じる場合は、保冷剤や冷湿布で冷やし炎症の抑制を図りましょう。
患部を冷やすことで、痛覚がマヒし痛みの軽減も期待できます。

●患部を温める

炎症が落ち着いたら患部を温めましょう。
血行を促進することで回復力が高まるといわれています。

蒸しタオルを乗せて患部を温めたり、湯船に浸かって全身を温めたりしてみましょう。
湯船に浸かることが面倒な方は、洗面器にお湯を張って手をつけておくだけでも効果が期待できます。

腱鞘炎の予防法

●正しいフォームを心がける

腱鞘炎はスポーツで間違ったフォームを繰り返すことで発症する場合もあります。
特に趣味としてスポーツを楽しまれている方は、一度正しいフォームが実践できているか上級者などにチェックしてもらいましょう。

また、パソコンのキーボードを自己流の指使いで操作する方も一部の指に負担がかかり、腱鞘炎を発症する可能性が高まります。
タイピングソフトなどで練習を重ね、正しい指使いを身につけてみましょう。

●適度に手指を休める

手指を使いすぎると腱鞘炎の発症リスクが高まります。
仕事などで1日中手を酷使する必要があるという方適度に休憩を挟み、手指を休ませることを意識しましょう。
休憩は1時間に1回程度が目安だといわれています。

手指に違和感がある場合は保冷剤などで冷やし、しばらく無理をしないようにしましょう。

●ストレッチを行う

ばね指の予防には、ストレッチが効果的だといわれています。
片手をパーの状態に開き、もう一方の手で指を1本ずつ手の甲側に反らせていきます。
このとき、手首もできるだけ反らすようにしてください。

ばね指予防のストレッチは簡単に行えますので、デスクワーク中にもこまめに取り入れてみましょう。

武蔵新城ビオス整骨院
【腱鞘炎・ばね指】
に対するアプローチ方法

当院では、腱鞘炎やばね指に対して、原因となっている部位の特定と筋肉の緊張を緩和するための手技療法(マッサージ)テーピングを行います。

また、単に指や手首の使いすぎではなく、首や肩の可動制限から肘や手首の負担が増加して発生している場合もあるため、特殊電気機器ハイボルトを使用し、首や肩まわりの根本的な原因を解決し、再発しづらい環境を作りだします。

当院では障害が起きている筋肉や腱を探りマッサージを行ったり、患部の炎症に関しては、超音波機器鍼灸などを併用し、早期鎮静化を目指します。

著者 Writer

著者画像
アキヤマ ハヤト
秋山 隼斗
出身:神奈川県 
横浜医療専門学校卒業。

神奈川県横須賀市で育ち、小・中・高とサッカーをしていました。
サッカーでケガをしてサポートして下さった方をみて、自分も同じように身体で困っている方を助けたい気持ちでこの職業に就きました。


一日でも多く楽しい生活が出来るよう
全力で対応します。

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